
はじめに
価値観が分かると人生が生きやすくなる。
価値観は人間関係、仕事、生き方にも良い影響を与えるのは誰もが人生で体験していることでしょう。でも、日々の仕事をしていて、「私の人生はこんなものなのか」と不意に考えてしまうことはありませんか。人生に迷わないための価値観とは何か、少し考えてみましょう。
〇目次
・はじめに
・自分にとっての価値観とは?
・価値観を決める、原体験とは?
・価値観が分かると人生が生きやすくなる。
・最後に
自分にとっての価値観とは?

価値観とは人生を歩くため指針。
「人を笑わせること」
「楽しいことに没頭すること」
「誰かのために尽くすこと」
「刺激的なことをする」
人の数だけ価値観がありますが、日常で考えることは少ないでしょう。人間関係、仕事、お金など人生の悩みは絶えずあるので、考えることは少ないかもしれません。
でも、以前、会社勤めしていた時に上司が「俺の人生ってなんだろう」と口にしていたことがあります。ある程度、お金があり家族もいて、仕事も順調なのにどこか満足できない。そんな印象でした。
自分よりも10歳以上の上司の言葉だったので驚いたと共に、価値観は勝手に決まるものではないとも感じました。では、自分の価値観をどうやって決まるのでしょうか。
価値観を決める、原体験とは?

価値観を決めるもの、それは過去のある一瞬を指します。
その出来事は人生で最も古く、そして忘れがたいもの”原体験”です。
子どものころ、クラスの人気者が「人を笑わすものが楽しい!」という価値観を持てば、芸人を志すでしょう。気の弱い子どもが「絵本って面白い!」という価値観を持てば、絵本作家を志すかもしれません。こうなりたいとポジティブに考える価値観の例です。
逆にネガティブな価値観もあります。
子どものころ、お金に苦労した子どもが「お金に苦労しない人生を送りたいと」思えば起業家になるかもしれません。高圧的な親の家庭環境で育った子どもが「人を思いやる優しい人間になりたい」と思えば、心理カウンセラーになるかもしれません。
過去の一瞬に感じたポジティブな感情やネガティブな感情を持った最も古い記憶”原体験”が価値観を決めるのです。それは最も古く、そして最も影響を受けた事柄であり、人それぞれまったく違います。
価値観が分かると人生が生きやすくなる。

価値観を導き出すと人生が生きやすくなり、人生が好転します。
ある話をしましょう。
子どもの頃に家族の信仰している宗教の教えがどうしても耐え切れず、大人になって家を出た青年がいました。青年は社会に出ても、いつも親の考えに背いていると感じ日常的に”親への罪悪感”を心のどこかで感じていました。
ただ、長年、青年は子ども頃に感じた原体験は何だろうかと考えてました。親の考えに背いたとき、親の考えを抜きにした「自分の価値観とは何だろうか」と。
それは誰かに従うのではなく、「自分に気持ちに従う」という価値観でした。
そこからの青年は気持ちが晴れ、生きることにポジティブになったとのことでした。
この話から分かるのは自分の大切な価値観を人に委ねたり、何となく人生を生きるのは後々に苦労するという教訓です。
最後に

誰かに従う人生は波風立てず楽かもしれません。
別に価値観がぼんやりしていても生きられるかもしれません。ただ、それは5年、10年、20年と「人生を停滞させる」可能性があるのも確かです。 だからこそ、人生の価値観を考える必要があるのです。
あなたの価値観を決める原体験とは何ですか?